2015/10/24

サルト銀座で直しの相談。その3。


三つ目もチェスターフィールドコートです。
これが先日、シロさんにコメント欄で示唆した掘り出し物になります。(直し後に紹介するつもりでしたが、忘れそうなので紹介しちゃいます(笑))

某所で入手した、キートンのカシミア100%のチェスターフィールドコートです。
サイズが二つ目のアットリーニと比べて一回り大きいのですが、サルトにて違和感なく修正が可能な範囲と判断し、入手しました。

直しとしては結構フルコースですね。
袖丈出し、袖幅詰め、着丈詰め、身幅詰め、肩幅詰め、肩パッド調整。
基本的にはアットリーニのサイズ感を気に入っているので、それと同じにしてほしいと依頼しました。
また、パッチポケットが気に入らないため、アットリーニのようにフラップポケットに作り変えるか、パッチポケットでも蓋付きに出来ないか相談しましたが、かなり難しく、お金もかかりそうだったので、ひとまずは上記の修理だけとしました。

比翼ではないですし、色や素材からもカジュアルな作りにしたのは分かるので、パッチポケットにしたのも理解できますが、ポケットの位置と大きさが気になるんですよね〜。

当然ですが、直し代は結構かかってしまいました。

6 件のコメント:

シロ さんのコメント...

おぉ〜そう来ましたか!!またまた震えました(笑)
インスタでサルトリアアットリーニやエルメスのコートを拝見して『良いなぁ〜』と指を咥えていましたが、最後にキトンとは…参りました。(現行のアットリーニより、サルトリアアットリーニ時代のものは更に凄い作り込みだと感じてます)

このキトン、既製品ですかね?ボタンホールの雰囲気がよく見るキトンのジャケットより美しく見えました。どちらにせよ、素材が良いので針子さんも気合が入ったのかも知れませんね(笑)

kazamashunsuke さんのコメント...

仰る通り、サルトリアアットリーニのコートは素晴らしい出来なんですよ。
サルト銀座のフィッターの方も絶賛されてました。(お世辞もあるでしょうけどね(笑))

チャスターフィールドコートが近年流行っていますが、襟がちゃんとベルベット素材になっているものはあまり無かったりするので、今回このコートが買えて良かったです。

>このキトン、既製品ですかね?

もしかしたらオーダー品かもしれません。
ボタンホールや星ステッチの雰囲気がやけに良いですし、ちゃんと台場仕立てになってたりしますしね。
まぁ良い方に捉えた方が気分が良いので、素晴らしいオーダー品という事にしておきます(笑)。

そういえばインスタ、いつもいいね!ありがとうございます。
コートの裏地とかに反応してくれるのはシロさんだけですよ(笑)。
Tailored by Mr smithの裏地とか、結構変態的な作りで面白かったでしょう?

シロ さんのコメント...

ご返信遅くなりすみませんでした。(宮崎で食い倒れ旅行をしてましたw)

インスタの件、お酒の事は門外漢なので分かりませんが、本Blogで紹介されている服たちのDetailsが見られるので、とても興味深く、postを楽しみにさせて頂いています!Tailored by Mr. Smithの裏の作り、面白いですよね~!ポケットやボタンホールが斜めに切られているのは店舗で見た時に「面白いナァ~」と思っていましたが、デザイン的な部分だけでなく、使い勝手の部分も考慮してあのような形にしているのですかね~。表地と裏地の切り替え方も独自で、我々変態には堪りませんね!

kazamashunsuke さんのコメント...

宮崎の旅行はインスタで拝見しておりました。
高千穂峡、綺麗ですね〜。今度機会を見つけて行ってみます。

洋服のディテール写真は、意味のありそうな箇所だけ写すようにしています。
まぁブランドタグを写し、投稿に「#thombrowne」とか書けば、喜ぶ人が多くいるのは理解していますが、私は真の服オタを相手にしたいと考えているので、結果として地味〜な投稿になっています(苦笑)。

そういえばお酒といえば、先日お会いした時は勧めてしまい、申し訳なかったです。
下戸とお聞きしていたので一杯くらい飲まれるかと思ってあの店をチョイスしましたが、一滴も飲めなかったとは知らず、失礼致しました。
今度、美味いソフトドリンクでお茶しましょう(笑)。

最近の投稿だと、FRAYのウィングカラーシャツのクラシックな作りとか、ベルルッティのパンツの腰回りの作りとかが服オタ面白ポイントですが、なかなか理解はされないでしょうね(笑)。

シロ さんのコメント...

服オタ投稿、大歓迎です(笑)
FRAYのウィングカラー、痺れました!じつは僕もBlogで紹介していないFRAYのマニアックなシャツがあるので、今度記事にしてみようと思います。

ベルルッティのパンツ、あれまた良いですね~チノなのに、ハンドステッチだらけで!ボタンホールも手縫いのように見えました。どんなにハンドメイド、と謳っているスーツでも、組下に手を抜いたりしているところがある中で、あの突き詰め方は好きな人には堪りませんね。

kazamashunsuke さんのコメント...

マニアックなシャツの記事、期待しています(笑)。

ベルルッティのパンツはなかなか良いと思います。
値段は確かに高いですし、私も普段冗談めかして店員さんにボッタクリとか言ったりしますが、巷にあふれているロゴを付けただけで高値を付けている商品に比べたら100倍マシじゃないかなと。

組下、手抜きしていないというか、凝っているスーツはあまり多くないかもしれません。
私が知っている手抜きしていない例を挙げると、以前、ナポリの老舗サルトのスーツで組下がアンブロージ製の物がありましたし、日本でも銀座のコラボレーションスタイルというお店では、組下を尾作さんが作るスーツがあったりするようです。
http://www.collabo-style.jp/blog/customer_oder/collaboration_style.html

名職人が作る丸縫いのスーツも魅力ですが、ジャケット名人、パンツ名人が協業して作るスーツも結構アリだと思いますね。

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